MOD翻訳ツール TESVTranslatorの導入
MODは基本的に英語で制作されています、Skyrim英語版の日本語化をしてもMODのプラグイン(ESMやESP)を日本語化しないとゲーム中では英語のままとなります==英語は英語で味があっていいのですが、英語と日本語が混ざり合ってしまいますので今回は便利なMOD翻訳ツールTESVTranslatorの紹介をしてみたいと思います。
1.NEXUSのTESVTranslatorのページにいき、FILESタブのTESVTranslatorとSkyrim_EnglishSTRINGSをそれぞれdownload manuallyします。
TESVTranslatorの導入

ダウンロードした_TESVTranslatorフォルダはC:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Skyrimにいれ、Skyrim_EnglishSTRINGSフォルダは「TESVTranslator翻訳用」とでもリネームして好きな場所で保管してください。
2.TESVTranslatorはあらかじめSkyrim_English.Strings、ilstrings、dlstrings(中身英語)とSkyrim_Japanese.Strings、ilstrings、dlstrings(中身日本語)を読み込ませてキャッシュをつくることで自動翻訳します。英語版を日本語化するときにStringsフォルダにいれたデータはつかえませんので別に用意する必要があるというわけです==
さきほどリネームしたTESVTranslator翻訳用フォルダのなかには英語のStrings、ilstrings、dlstringsがDLCも含めてはいっているとおもいますので、日本語版の各Japanese.Strings、ilstrings、dlstringsを追加していきます。
skyrim_Japanese.STRINGS、skyrim_Japanese.ILSTRINGS、skyrim_Japanese.DLSTRINGSは英語版を日本語化するときにバックアップした公式日本語版のStringsフォルダの中にはいっていますのでTESVTranslator翻訳用フォルダにコピーします、各DLCのStrings、ilstrings、dlstringsは各DLCのbsaファイルにはいっていますのでBSA Browserなどで解凍抽出してTESVTranslator翻訳用フォルダにコピーします。
3.TESVTranslator翻訳用フォルダが完成しましたら、C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Skyrimにいれた_TESVTranslatorフォルダにあるTesVTranslator.exeをおして起動します。初回起動時はなにやら窓が2つポップアップしてくるとおもいます。

まずSource Languageがenglishになっているか確認します、Destination Languageがfrenchになっていると思いますのでjapaneseにかえ、すぐ下のStringsフォルダ参照先をTESVTranslator翻訳用フォルダにします。(c:\program files (x86)\steam\steamapps\common\skyrim\Data\strings\をおせば選べると思います)interfaceがEnglishになっていますのでJapaneseにかえ、下のほうにあるBuild Cacheにチェックが入っているのを確認します。

上のようになっていましたらOKをおして、TESVTranslatorを再起動します。これでTESVTranslatorの導入は完了です!
1.オプションをおしてでてくる「Utf8の強制的にUtf8で開く」と、「強制的にUtf8で書き出す」にチェックをいれます。
TESVTranslatorの自動翻訳とXMLインポート

2.左上のファイルにある「EspESMファイルを開く」から、翻訳したいESMやESPを選べば本体+DLCに含まれている単語は自動的に日本語に翻訳されます。
3.MODによってはXML翻訳ファイルを配布してくださっている方もいますので、XMLファイルが手に入ったら左上のXMLから「XMLファイルから翻訳をインポートする」を押してXMLを選べば翻訳できます。
4.あとは左上のファイルにある「EspESMファイルの上書き出力」をおして、「はい」をおすと、続行しますか?と聞かれますのでここでも「はい」をおしてください。これで翻訳前のファイルをバックアップしつつ日本語化できると思います。
翻訳ファイルがないときや自作MODを制作した場合、本体やDLCで使用されていないIDのあるものは手動で翻訳する必要があります。まずESMやESPをひらいて訳文にある翻訳したい部分をダブルクリックします。
TESVTranslatorの手動翻訳とユーザー辞書やXMLエクスポート

検索と編集の画面がでますので、右下を翻訳した内容に書き換えて、OKをおします。

翻訳したいところをすべて翻訳し終わったら、あとは左上のファイルにある「EspESMファイルの上書き出力」をおせば翻訳終了なのですが、Ctrl+Sをおすことでユーザー辞書をつくることもできます。ユーザー辞書をつくっておけば次回同じファイルの翻訳前データを読み込むと自動で今回の翻訳内容を適用してくれるので非常に便利です。

ユーザー辞書以外にもXML翻訳ファイルを出力する方法もあります。左上のXMLから「翻訳をXMLファイルへエクスポートする」を選べばXMLファイルが出力できますので、ESMやESPを開いたときにインポートすれば翻訳できます。XMLファイルは他のユーザーさんが翻訳するのにもつかえますので重宝します。

あとは実際にゲームを起動して翻訳されているか確認すればOKです==b

自動翻訳と手動翻訳以外にもTESVTranslatorにはヒューリスティック翻訳という翻訳方法があります。機械翻訳とは違い、近似アルゴリズムを用いて翻訳するみたいですが正しい翻訳にはならないかもしれませんが正解に近い翻訳結果を導きだす翻訳方法みたいです。左上の「翻訳」にある「現在のstringsタブをヒューリスティック検索する」を選ぶか、「S,DL、ILstringsすべてのタブをヒューリスティック検索する」を選らぶことで使用できます。翻訳にいきずまったらつかってみるのもいいかもしれませんが、とんでもない訳がでてくることもあります==:
ヒューリスティック翻訳
今回紹介した以外にも「検索と編集」の検索タブで同じ単語が使われている翻訳を探したり、MCMのメニューを翻訳したりすることもできたりと非常に多機能なツールです。翻訳活動にとても便利なTESVTranslatorつかってみてはいかがでしょうか==ノ
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